

Broggi
ブロッジ
Broggi(ブロッジ)は、1818年、イタリアのミラノでガエターノブロッジ(Gaetano Broggi)によって銀製の食器やカトラリーを作る工房として始まりました。その技術と精密な銀細工師の名声はトリノの王室にも届き、1841年にヴィットーリオ・エマヌエーレ2世(後のイタリア王国初代国王)はガエターノブロッジにハプスブルク家との結婚式の装飾を一任したのです。ミラノのスフォルツァ家、トリノのサヴォイア家、ドイツのハプスブルク家などヨーロッパを代表する王家から続々と依頼を受け、工房は多くの従業員を抱えるまでに成長します。1872年、イタリア王国はブロッジ社を王室御用達として認め、本社の看板に王室の紋章を入れる唯一の権利を与えます。ブロッジは19-20世紀のヨーロッパの歴史と文化、発展に深く影響を及ぼしてきました。かつて国王や女王たちに感動を与えた青銅の燭台と同じ輝きを、21世紀の今日においても世界中のラグジュアリーホテルに提供し続けています。