ロゼ プルム ソファ | リーン・ロゼ

熟した果実をイメージさせ、また鳥の巣のような感じを与えるプルム。コンテンポラリーアーバンライフに最適な作品です。
3人掛はクロワッサンのような丸みのある形をしていて、座った人どうしが向かい合うような形になり、自然に会話が生まれるでしょう。
プルムのために特別に開発されたスポンジケーキのようなソフトウレタンとニット生地でできたストレッチタイプのファブリックを使用することにより、シーティングは快適さを約束し体を繭のように守ってくれます。
スチールフレームは耐久性にも優れ、デザイン、素材ともに革命的なソファです。
底面はワイヤメッシュでクッション性を高め、通気性もよくなっています。ワイド2500mmの3人掛は4人まで座れるサイズ。横になることもできます。

※3人掛けのシェイプは左右非対称で湾曲になっています。
※組立式ではないため、搬入経路にはご注意ください。
※生地は約4週間程度でのお届けが可能なもの（R851、R852、R-854）と約4か月以降のお届けとなるもの（前述以外すべて）がございます。

KAGUHAスタッフ Mより　（2020.03.07）

ぬいぐるみを意味する”Plush”という英単語がある。本来はベルベット生地の一種を指すものだけれども、口語的に「豪華な」「贅沢な」という意味でも使われており、ベッドのマットレスやトイレットペーパーに多用されたこともあってか、転じて「ふかふか」というニュアンスもあったり。このソファの座り心地はまさにPlush。デザイナーのブルレック兄弟は「極端な柔らかさから生まれる心地よさ」をテーマに快適さを追求したと言います。

今もなおモダンなイメージを持つ、1973年に誕生したベストセラーのウレタンフォームソファのトーゴ(TOGO)にインスパイアされ、次世代のトーゴとなるような革新的な製品を目指したプルムは、このソファの為だけにリーン・ロゼが開発した柔らかいウレタンフォームと、弾力性があり肌触りの柔らかなプルム専用のストレッチ生地を使うことで、デザイナーの言葉を借りると「体を砂の上で転ばすような感じ」の感触を実現しました。

この生地のインスピレーションソースは、ブルレック兄弟がパリのA-POCイッセイミヤケの店舗デザインを手掛けた際に、縫い目がないニット生地を見て興味を持ったことが発端だそう。エンジニアリング・デザインという考え方と共にソファへ採用することで、柔らかなウレタンフォームの機能を最大限に活かし、縫製にフォルムを左右されないことでヘンリー・ムーアの彫刻のようななめらかで角のないスタイルが生まれました。

ミッシェル・デュカロワと三宅一生へオマージュを捧げたプルムは、線を基調とした構築的なデザインが多いブルレック兄弟によるプロダクトの中では少し異質な面によるアプローチですが、どこからが座面でどこからが背であると定義しない曖昧さは、喩えられる「熟した果物」の調理と同じく使う人によって自由に解釈できる余地を残しています。