マルタ ダイニングテーブル（スチールレッグ） | マルニ木工

木本来の質感や風合いを感じられる、ナチュラルな無垢天板のダイニングテーブルMALUTA（マルタ）スチールレッグです。

使い込むにつれ味わいを増すこのテーブルは、それぞれ異なる表情の木目をもち自然の豊かさを実感いただけます。
天板と脚組のバランスに工夫をこらしたシンプルなフォルムは、どの椅子を合わせても調和がとれます。
天板は、厚さ30mmの無垢材を使用しております。
幅180（幅180×奥行85cm）、幅200（幅200×奥行90cm）、幅220（幅220×奥行95cm）、幅240（幅240×奥行105cm）、幅320（幅320×奥行115cm）よりお選びいただけます。
※幅320cmのサイズは、原材料の入手状況により納期が変更になります。
天板の木部がお選びいただけます。

KAGUHAスタッフ Mより　（2020.11.29）

厚さ3cmの無垢を贅沢に使った天板と、艶を抑えたマットブラックで塗装されたスチール製の脚部のコントラストが美しい、すっきりとしたデザインの美しいダイニングテーブル。天板の接ぎ巾は敢えて不均一にしており、マルタ（MALTA）のネーミングの由来である「丸太」を想像させるようなダイナミックで堂々とした佇まい。それを支える金属のレッグはまるで宙に天板が浮いているような構成で、どんなチェアにも合うのが特徴。

無垢材とアイアンの組み合わせと言えば、天板がオイル加工（ウレタン加工もオーダー可能です）のウォルナット材を使用し四角く太い金属脚のまさにワイルドな雰囲気のマスターウォールのワイルドウッドダイニングテーブルも有名ですが、こちらはウレタン加工されたオーク材（ウォルナットもオーダー可能）を黒幕のようにそっと円柱のスチールで地面と繋ぐアプローチのマルタとでは、似ているようでそのコンセプトは正反対とも言えます。

デザインの重心が水平方向に走るように、ふっと持ち上げられているように空間を締める割合が大きいダイニングテーブルだからこそ海に浮かぶ流木のように重力を感じさせない設計で、同じ深澤直人のHIROSHIMAダイニングテーブルは、幕板を無くすことで、よりフォルムそのもののシンプルさや美しさにこだわり、ビーチ材の突板天板を採用し、ハの字のやや太い木脚で同シリーズのヒロシマアームチェアとの整合性を取っているため、制約と挑戦の決着点という感想でしたが、マルタはより素直にダイニングテーブルをプロダクトデザイナーが突き詰めた終着点なのだと受け止めました。

知的で、飽きのこない、長く使える、椅子の組み合わせも自由な（これは余談ですが、椅子とテーブルの組み合わせは木材種以上に脚部の形状によって決まると私は考えており、マルタであればほぼどんな椅子でも大丈夫だと思います）ダイニングテーブル。主役なのにでしゃばらない控えめな主張はインテリアの幅をぐっと広めてくれるでしょう。