家具搬入ルートを確かめよう!

ベッドやソファ、ワードローブ…「家具を購入しようと思っているけど、部屋に入るのか不安…」
というそこのあなた!分かりますよ、そのお気持ち‼KAGUHAへ寄せられる家具に関する
お悩みでも家具の搬入や搬入経路のお問い合わせは増えてきています。
この不安を解消するために、まずはあなたの欲しい家具が設置したい場所に本当に入るのか、
家具の搬入ルートを確認していただくためのポイントを整理しました。
欲しい家具がお宅に入るのかシミュレーションもしながら、KAGUHAと一緒に考えていきましょう!
ポイント:搬入される商品の大きさを確認しましょう!


収納家具やテーブルなど、上下分割式や組み立てを行なうノックダウン式になっているような家具については、ある程度はお客様のお部屋に搬入が可能となっています。
しかし、マットレスや分割ができないソファ、その他大型の家具などは、「エレベーターに乗せられない」「廊下の角を曲がりきれない」 「階段を持って上がれない」 などの問題が生じる場合があります。そうならないよう、まずは家具の大きさをしっかり把握しましょう!
KAGUHAの「サイズ・詳細スペック」を確認して、
家具のサイズや梱包されたサイズから、大きさを割り出していきます。
仮に、下記の商品を購入したいが、部屋に搬入できるのかな?という場合、
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■鉄家具
バン ソファ | BAN SOFA 180幅(2.5WP):
幅180cm × 奥行80cm × 高さ69cm(座面高さ40cm)
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家具の幅、奥行き、高さのいずれかの数値の中から、
長い所と、短い所の2点のサイズを確認してみてください。
そうすると、KAGUHAの「サイズ・詳細スペック」上から分かる情報としましては、
バン ソファ | BAN SOFAの長い所は180㎝で、短い所は69cmになります。
この数字より、あなたが設置したい部屋までの搬入ルートが曲がり角がなく、長い所が180cm以上、短い所が69cm以上となっているなら、基本的に搬入することが可能となります!
家具のスペック上の長さは分かりましたが、実際の家具の最も長い部分は別の所にあるってご存じでしょうか⁉
ポイント:家具の最も長い部分は『三平方の定理』で!
家具の最も長い部分を『三平方の定理』で調べると、搬入についてより詳しくなります!
家具・インテリアのお話しから、いきなり数学の話⁉とビックリされた方もいるのではないでしょうか。
家具の搬入において、重要な長さというのは家具の単純な縦横の長さだけではなく、家具の対角線の長さが最も長くなるという事!
例えば、今回の事例のように180㎝の長さのソファの搬入で、全ての間口や幅が180㎝以上あればすんなり搬入が可能ですが、エレベーターやドアの高さが低かったり、搬入経路の最も長い所や高さが充分にない場合は、家具を斜めに傾けてエレベーターに載せたり、クランクなどの曲がり角を通過させていきます。
家具を傾けて運ぶような場所には、三平方の定理を使って対角線の長さを求める公式が役立ちます!

今回のソファについて、公式に当てはめて計算していきます!
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■鉄家具
バン ソファ | BAN SOFA 180幅(2.5WP):
幅180cm × 奥行80cm × 高さ69cm(座面高さ40cm)
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それぞれの長さを180㎝×80㎝×69㎝とすると、
対角線の長さを求める公式に当てはめ、
= √(a² + b² + c²)
にあてはめると、
= √(180² + 80² + 69²)となります。
計算式より、
=√(32400+ 6400 + 4761)
= 約208.7㎝となります。

それぞれの環境によって、必ずとは言えませんが、
このソファの対角線の長さ約209㎝が傾けて入る高さや長さのスペースがあれば、おおよその搬入は問題ないという事になります!
こういった部分まで、家のサイズと共に把握していれば、
家具の搬入に関する知識はかなり深いものとなります!
ポイント:玄関ドアのサイズ


毎日目にしている玄関のドアでも、意外とそのサイズまでは分からないものです。
お届けする家具が大き過ぎて、玄関から入らないというケースはよくありますので、ご購入の前にご自宅のドアサイズを測ってみましょう。
ちなみに、一般の住宅では、幅80cm~・ 高さ2m~ が一般的なサイズとなります。
ドアからの搬入は玄関を通過できればほとんどの商品は搬入可能です。
しかし、ドアの開き方や、玄関からの室内廊下の曲がり具合によっては、室内に入ることが難しい場合もあります。
※一戸建てのお宅は、玄関からの搬入が無理でも窓から搬入可能な場合もございます。
今回のバン ソファ | BAN SOFAの長い所は180㎝で、短い所は69cmとなっているので、玄関から入れていくのは多くの場合、ほぼ問題ないサイズとなります。
ポイント:エレベーターの大きさ


マンションなどでエレベーターでの搬入となる場合には、
エレベーターの扉の高さと奥行きを測りましょう!
家具の幅×奥行×高さの中から、一番長い部分がエレベーターの高さより短く、一番短い部分がエレベーターの奥行より小さい場合はエレベーターで運ぶことが出来ます!
家具の幅×奥行×高さの中から、一番長い部分がエレベーターの高さより大きいケースでは、家具を傾けてエレベーターの中に入れる場合もございます。
今回のバン ソファ | BAN SOFAの長い所は180㎝で、最も短い所は69cmとなっているので、一般的なエレベーター(幅80㎝×高さ200㎝))では、高さも幅もエレベーターで運ぶことは、多くの場合はほぼ問題ないサイズとなります。


※住宅用エレベーターはアパート・マンション等の共同住宅向けとして寸法が規格されています。JISでは標準を定めています。(「エレベーターのかご及び昇降路の寸法より」の表をご参照) 一般的な6人乗りと9人乗りの大きさでは下記のサイズですが、形状が個々により違うと思いますので、ご参考となります。お住まいのエレベーターを実際に測ってみてください。
ポイント:階段の確認


搬入する家具と天井や梁、壁や手すり、ライトなどの設置物との間隔に注意!
マンションの階段、戸建ての室内の階段などは幅を確認しましょう。
通常の階段幅(90cm以上)であり、直線のタイプでしたら、ほとんど問題はありませんが、踊り場の天井が低い、あるいは踊り場の床面がかなり狭い場合や、螺旋階段は注意が必要です。
大きい家具は、階段に搬入・通過させる場合、踊り場で一度向きを切り替えて運ぶこともあります。

- 直線階段の場合
階段の幅または天井の高さが商品幅を上回れば基本的に搬入が可能。 - らせん階段の場合
階段の幅や天井の高さが商品サイズの最大値を上回れば基本的に搬入は可能ですが、階段の形状が様々あるのでご注意ください。 - コの字型やL字型の屈折階段の場合
まず、重要なのは折り返し地点となる踊り場の奥行きと天井の高さ!
踊り場の奥行きが商品の幅のサイズ以上、または踊り場の天井の高さが商品の一番長い辺以上あれば、基本的には搬入できます。踊り場の面積が狭い場合でも、下から上へ受け渡せるような場合は搬入は出来ます。
ソファ等は立てたり傾けたりしながら方向転換して搬入していくため、踊り場の天井はソファの一番長い部分より高い必要があります。


また、階段部分は高さがあまり取れなくなっている上、幅についても手すりやライトが付いていたり、電気系統のスイッチ盤などの出っ張りがあることも多く、細かい注意が必要です。
搬入ルート上に階段が含まれる場合には、図面上のサイズだけではなく、必ず実際のサイズを事前に把握しておきましょう!
ポイント:通路、搬入するお部屋





設置する場所までの通路は、最低でも通路の幅が家具の一番短い辺のサイズより大きくないと搬入することが出来ません。 家具サイズより10cm以上のゆとりをもってご確認をお願いいたします。通路に曲がり角がある場合には、通路の幅に加えて、曲がり角部分にも充分な広さがあるかを必ずご確認を!段差等で天井の高さが一定でない場合もあり注意が必要です!
今回、例に挙げましたバン ソファ | BAN SOFAは多くの場合、搬入は可能となりますが、様々な状況により、搬入が難しいようなケースもございますのでご注意ください。
また搬入した荷物の段ボール箱などの荷解きなどの開梱、設置作業が出来るスペースも必要となります。併せてご注意ください。
※数字上はクリアしていてもそれぞれの環境により搬入が難しいケースがございます。
廊下や階段部分では高さがあまり取れなくなっているような状況では、手すりやライトが付いていて幅が図面上より狭かったり、ちょっとした電気系統のスイッチ盤などの厚みなどでも家具の搬入の障害物となることも多いため、くれぐれもご注意ください。
玄関や窓から搬入が難しい場合には、バルコニーなどからの吊るし上げ等での搬入を行ない対応する場合もございます。
家具の搬入に少しでもご不安のあるお客様は、ぜひお気軽にKAGUHAへお問い合わせください。
お部屋への搬入後、開梱・設置のための作業場所が必要です。
家具の配送時の搬入方法、養生の資材、養生の方法などは各配送担当、配送する家具、天候など様々な条件によって異なります。予めご了承ください。
記載している配送・搬入条件はあくまでも目安で搬入を保証するものではありません。
諸条件により搬入できない場合がございます。お部屋に搬入できず返品される場合は往復の配送料をお客様にご負担いただきます。